七つの会議
Last-modified: Tue, 02 Jul 2019 17:43:49 JST (1762d)
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- きっかけ
- 池井戸潤作品に関心があった。
- タイトルが原作と同名の「七つの会議」のままになっているが、上映時間の制約上7種の会議をどのように盛り込ませるのかに関心があった。
- 営業部定例会議、環境会議、計数会議、カスタマーレポート編集会議、社長室会談?、御前会議、社外調査委員会
- みてから(2019.2.13)
- 池井戸潤作品を重厚感がある俳優の方たちが演じているので見ごたえはあったが、狂言師が主役で歌舞伎役者が脇を固めたりして、若干芝居じみているところが鼻に付いた。
- それぞれの会議がうまくちりばめられていたが、「カスタマーレポート編集会議」がなく、一つ足りないと感じらた。
その補完かどうかは分からないが、フィナーレで主人公へのヒアリングのようなものがあった。 - 一般的に映画の主張はストーリーのなかに込めて、観覧者がそれぞれの理解を抱くのが一般的だが、この映画ではご丁寧にフィナーレで主人公がその主張らしきものを述べていた。
その主張は、小説「七つの会議」では想像もしなかった昭和時代のサラリーマンスタイルの否定だった。
この昭和時代の否定は、池井戸潤氏によるものか、TBSまたは福澤克雄監督によるものかは分からないが、非常に作品の価値を貶めるものだった。
テレビドラマ「半沢直樹」にしても、一生懸命頑張ろうとする上司を虐めることを生きがいにする主人公がいたり、不必要に銀行のイメージを貶めるような内容だったような気がする。
今後、TBS&池井戸潤のドラマや映画には気をつけて観るようにしよう。